赤坂にあるテレビ局の派遣がわりと楽しかった話をする

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5年程前になりますが、赤坂にあるキー局の2階で派遣社員やってました。当時20代半ばくらいでした。

場所はこの辺です。テレビ局に詳しい人ならもうお分かりですね。

派遣元はイマジカデジタルスケープです。

当時はどんよりした気分で毎日働いてましたが、今思うと学ぶことも多く、テレビ局ならではの出来事があってわりと楽しかったです。

どういった点が良かったのか悪かったのか、仕事内容や夜勤の辛さ、職場の人間関係、お給料などについてお話したいと思います。

面接〜試用期間まで

面接と簡単なテストを受ける

イマジカデジタルスケープのスタッフと一緒に局まで行って面接を受けます。
その後、photoshopを使った簡単な作画のテストがありました。

どこの局もそうだと思うのですが、夜勤シフトがある部署では基本的に人が足りないので、余程のことではない限り受かると思います。

試用期間中の給料は?勤務日数は?

試用期間中の勤務日数月曜〜金曜の週5です。勤務時間は10時〜18時。お昼に1時間休憩できます。

給料は時給です。日勤の時給は1300円くらいで、手取り月16〜8万くらいだと思います。この時武蔵小金井で1人暮らしをしてましたが(家賃7万くらい)、結構生活ギリギリでした。

試用期間中でも交通費の支給があり、イマジカデジタルスケープの健康保険に入れます。
局や契約期間によっては交通費が出ないこともあったので、うれしかったです。

試用期間中の仕事内容について

昼、夕方のニュース番組の制作です。テロップや簡単なイラスト、VTRの制作が主でした。
自分が担当した箇所は数秒、長くて数分しか放映されないのですが、全国の人が見ていると思うとちょっと誇らしくなりました。

試用期間が終わって夜勤シフトに入る

3ヶ月後に試用期間が終了。夜勤や遅番があるシフトに入りました。これで一人前です。シフトは4種類あって、それぞれ交代で入ります。

  • 日勤 10:00~17:00
  • 遅番 16:00~0:00
  • 夜勤 19:00~翌10:30
  • 早番 3:00~10:30

基本的には、書いた順に日勤→遅番→夜勤→早番の順で入ります。
日勤が2、3日続いた後、遅番〜早番までシフトを組んだ時もあって、結構大変でした。丸1週間働き通しという感じです。
5日間日勤が続いて、2日休みを挟んで、日勤〜早番の基本シフトということもありました。

給料は?

手取り23万~25万くらいでした。休日出勤手当や残業手当もあるので、忙しい時期は勝手にお金が貯まっていきます。
今思うとあと1年くらい続けて貯金すればよかったなぁと思っています。

夜勤があるので不健康になりがちですが、結構稼げる仕事だと思います。中には5年以上続けている派遣社員の方もいました。

仕事内容は?

夜勤シフトに入る以外では、試用期間とほぼ変わりません。もう新人気分ではいられないので、段々複雑な仕事を任されます。

3ヶ月以上勤務していると向き不向きも出てくるので、動画系の仕事は〇〇さん、イラスト系の仕事は△△さん、という風になんとなく担当が決まっていたりしました。通常業務をこなしつつ、あとは新人さんに教えたりしました。

テレビ局派遣の楽しかったこと

遅番と朝番はタクシー券が出る

遅番の帰りは深夜0時頃なので、局の1階にある裏口からタクシーで帰れます。行き先が同じ方向だと相乗りします。
朝番は自宅の前に迎えに来てくれました。

局のある赤坂から私が住んでいる武蔵小金井までだと料金は1万円を超えますが、会社からタクシー券というものが支給されるので、実質無料です。

武蔵小金井はわりと田舎な方なのですが、真夜中にタクシーで大都会まで行くのはすごい楽しかったです。

夜勤や遅番はご飯が無料で食べられる

日勤以外のシフトは食事が無料で支給されます。
時間になると下記画像のような保温用の大きなバッグが届き、中にはセブンイレブンのお弁当が入っています。


夜勤・早番の朝ごはんは、おそらく局の食堂から出ていました。コンビニ弁当を簡素にした感じです。
こちらはあまり人気はなく、お腹が膨れればいいやという感じでした。

たまに芸能人とすれ違う

局内で見かけたのは松本人志さん、勝俣さん、フィギュアスケートの鈴木明子さんです。
もっと見たかもしれませんが、個人的に興味がなかったのであまり覚えていません。
部署内のカメラから、AKBが年末番組のリハーサルしているのが見えたのが印象的でした。

テレビ局ならではの緊張感が楽しめる

生放送のニュース番組制作に携わっていたのですが、1分1秒を争う世界でとても緊張感がありました。

スタッフが書類やVTRのテープを持って走り回っていたり、ミスが連発していると誰かの怒号が飛んでいたり、テレビ局ならではの出来事がこれでもかという程ありました。

局内を歩いていると、名前・正体は知らないけど「めちゃくちゃ偉そうな人」とすれ違うのも刺激的でした。

テレビ局派遣のきつかったところ

続いて、働いていてストレスに感じたところを挙げていきます。

1番下っ端がお昼ご飯を買わされる

日勤のお昼はとても忙しく、お昼を持ってきていない人も多いので、誰かが買いに行く必要があります。

多くて5、6人分のお弁当を1人で買いに行かなければいけない時があって、正直かなりめんどくさかったです。正社員さんと派遣社員がいるのですが、もちろん若手の派遣社員が買い出しに行くことが多いです。

不規則なシフトと生放送の緊張で健康を損ねる

長年勤めている正社員の人は病気がちな印象でした。高血圧で薬を飲んでいたり、大病を患い夜勤シフトが出来ない人がいたり、あとは体臭や口臭がきつい方が多かったです。特に男性は喫煙率も高いです。

20代・30代の方はまだ元気そうでしたが、やはり長年勤めていると体に確実に影響がありそうでした。

私も夜勤シフトに入ってから生理不順になり、メンタルの調子もあまり良くない時もありました。

正社員と派遣社員の身分差

デスクと呼ばれる指示を出す仕事は正社員のみがやります。それ以外はみんなほぼ同じように仕事をしていたので、あまり身分差のようなものは感じませんでした。

実際はいろいろとあるんでしょうが、差がないように努めている雰囲気は感じ取れ取れたのでその点良いと思いました。

しかし、正社員の方はなぜかとある世代から美形が多くて不思議に感じました。
顔で採用してるのか?というくらい美形が多くて、特に女性はモデル並みに美人、可愛い人がいました。

夜勤だろうが遅番だろうが、服も化粧も髪も完璧で出勤・仕事をしていました。でも見た目と業務内容が不釣り合いな気がして、ちょっと不自然な感じはあります。

このことはみんながうっすら感じていたようでしたが、あまり聞かないようにしていたので詳細はわかりません。

誤字脱字にすごい厳しい

文字校正という誤字脱字チェックの作業がかなり厳しく、場合によっては2人、3人でやります。

ミスすると始末書のようなものを書かされ、ミーティング時に名前・どのような状況でミスが発生したのか発表されたりしました。

まとめ

テレビ局で派遣社員をしていた経験について書いてみました。いかがでしたでしょうか。

夜勤シフトがある結構きつい仕事環境だったのですが、テレビ局ならではの体験が出来て、意外と楽しかったです。

シフトが不規則な分それなりに稼げますし交通費の支給・健康保険もちゃんとあります。

月に一度の頻度で、イマジカデジタルスケープのスタッフさんと仕事環境を相談できる機会も設けられていました。(あまり居心地の良い時間ではありませんでしたが・・・)

しかし、長年勤めている正社員さんを見ていると、やはり健康への影響が大きそうです。

もし派遣社員として働くのであったら1年〜3年程度に留めて、貯金しつつスキルアップしつつ、夜勤のない職場に転職するのがいいかなと思いました。

また、やってみて面白かった派遣・バイトについて記事を書いてみたいと思います。ここまで読んでくださってありがとうございました。

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